白湯(さゆ)の効果・注意点
足ツボの施術後にはゆっくりと「水」または「白湯(さゆ)」を500cc以上飲んでいただくようお願いしています。
水や白湯を飲むとどういう効果があるのでしょうか。
施術後に水分補給しないと勿体無い
施術後に水分を摂っていただきたい一番の理由は、水分を摂ることで、施術によって各器官から出てくる老廃物や毒素がスムーズに体外に排出されやすくなるということです。今まで滞っていた血液やリンパの流れが良くなり新陳代謝が良くなり、デトックス効果が増加します。水分によって血液循環が改善され、血圧の変動を防ぎリンパの流れも良くなります。
水分不足になると本来なら排出されるべき老廃物が排出されにくくなってしまいます。つまり、基礎代謝が上がるので水分をたくさん摂る必要があります。老廃物や毒素が体外に排出されないと、酸素や栄養素が運搬されず、老廃物が滞り、身体に凝りが発生したりホルモンバランスが崩れたり不調の原因にも繋がります。
施術を受け、せっかく老廃物が出やすくなっているのにもかかわらず、水分を摂らずにいることは、効果を半減させてしまうことにもなりかねません。また、水分には体温調整の役割があるので上がりすぎず冷えすぎないよう、ご自身で気をつけて飲んでいただく必要もあります。
お湯と白湯(さゆ)の違いって?
健康や美容のために飲む「白湯(さゆ)」はお湯とは違うのでしょうか。白湯はアーユルヴェーダや中国の伝統的な医療や美容法として親しまれていたようです。私は少し前まで白湯とお湯に違いがあることさえも知りませんでした。お湯は水を40度以上に温めたもの、白湯は水を一度沸騰させたもの。沸騰して有害物質を取り除いているかどうかが違いのようです。
施術後などに飲む水・白湯で気をつけたいことは?
飲む際に気をつけた方が良いのは、水道水に含まれる有害物質(残留塩素やトリハロメタン等)です。体調を良くするために飲もうとしている水分ですので、できる限り有害物質を取り除いた状態で飲みたいものです。
ミネラルウォーターを温めて白湯を作る
水道水を沸騰させれば白湯は作れるのですが、トリハロメタン等の有害物質を取り除くためには10〜15分程度沸騰させ続ける必要があります。トリハロメタンは発がん性の恐れがあると言われています。沸騰して5分過ぎると一時的に水中濃度が上昇する(気をつけて!)そうで、さらに沸騰を続け最終的にトリハロメタンを完全に無くすには50分以上の煮沸が必要だそうです。
浄水や市販のミネラルウォーターを使えば、残留塩素やトリハロメタンなどが含まれていないため沸騰させる必要がなく、電子レンジで温めるだけでも白湯になります。水道水から白湯を作ることもできますがミネラルウォーターを温めて白湯を作ることをお薦めします。最近では、コンビニで「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」という商品も見かけるようになり、手軽に飲むことができるようになりました。
⭕️ミネラルウォーターで作る(推奨)
電子レンジで温めるだけでOK!50度くらいがオススメです。
❌水道水で作る
水道水を10〜15分以上沸騰させた後、自然にゆっくり冷ます。手間がかかる上に有害物質の水中濃度上昇の危険あり!
白湯の効果
白湯には、身体の内側(内臓)から直接を温めることができるので血行が良くなり様々な効果があります。先に述べたことと重複しますが、再度、白湯の効果をあげてみます。
便秘解消、基礎代謝アップ、デトックス効果、肩こりなどの解消、美肌効果 など
効果を知ると試してみたくなりますよね。
白湯を飲むタイミング
足ツボの施術後は身体全体が血流促進されているので白湯の効果は覿面ですが、それ以外にも、健康や美容のために水や白湯を飲もうと思っている方は多いと思います。一体どのタイミングで飲むのが良いのでしょうか。避けた方が良いのは食後30分以内。食後すぐに水分を摂ると消化の妨げになるので、消化器官の機能が低下してしまいます。白湯だけに限りませんが、食後の水分補給は胃腸が落ち着いてきてからの方が良さそうです。
効果が期待できるタイミングは以下となります。
<起床時>
寝起きは1日の中で体温が最も低く、体の表面だけではなく胃腸も思った以上に冷えています。空腹のうちにゆっくりと時間をかけて一口ずつ飲むのが効果的です。消化機能が活発になり、朝からしっかり栄養を身体に摂れるようになります。
<夜寝る前>
夜眠る前に白湯を飲むと、身体が温まり副交感神経が働きリラックスして眠りやすくなります。少しぬるいなと感じるくらいまで冷まして飲むのがポイントです。
まとめ
施術後に飲んでいただくだけでなく、ご自身の健康と美容のために白湯をタンブラーなどに入れて常に持ち歩くのも良いかもしれません。ちなみに1日に飲む白湯の目安は約600〜800ml、温度は体温よりもやや高い50°c前後が良いそう。3〜5回に分けてゆっくりと飲むようにしましょう。